法知識がないせいで窮地に陥った話

以前、一戸建てに住んでいる時に遭遇したことです。

法知識がないせいで窮地に陥った話

50才、男性のエッセイ : 以前、一戸建てに住んでいる時に遭遇したことです

以前、一戸建てに住んでいる時に遭遇したことです。
隣人は大の植木好き。今で言うガーデニングなのですが、隣人さんが境界近くに植えた木が年数を経るに従って大きくなってきて、枝がうちの家側に張り出してくるようになったのです。
その木が何だったか覚えておりませんが、落葉樹だったもので、秋口になるとうちの敷地に葉っぱが舞い降りて来たのです。

最初は落ち葉も風情があるし、隣人同士お互い様ということで、落葉に気がつけば、掃除をしていたのですが、木も大きくなって落ちる葉も多くなり、風で散乱して掃除するのに段々と嫌気が差してきました。
こちらから枝を切ってくれというのも植物好きの隣人に気が引けて、こっそり越境している枝をこちらで切り落としました。

次の日、隣人が訪れてきて、枝を勝手に切られてはこまると言ってきました。
普通に考えれば、空中といえども、他人の土地に侵入してきているものは排除してもよいかなと軽く考えていたのですが、隣人曰く、民法(第233条)には隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者にその枝を切除させることができるとあるだけで、勝手に切ってはいけないのですよと諭されました。

どちらも大人なので、険悪なムードにはならずに済みましたが、自分勝手な解釈で、良かれと思ってしたことが法律違反になるなんてことに思いもしませんでした。
無知ゆえにそんな痛い経験をしたことが今では懐かしい感じです。